実は先日、この絵本の続編で「わたしもがっこうにいきたいな」をさきに読んでしまったので、ペーテルたちの少し前の話を知りたくて、図書館で探してきました。
ペーテルがレーナに信じられないほど優しかったのは、こんなあかちゃん時代のお話があってこそ!だったんですね〜。ものすごく納得しました。
もちろん、ペーテル自身が元々とても優しい子なのだと思いますが……。
挿し絵はリンドグレーンとたくさんの児童書を作ってきた《イロン・ヴィークランド》なので、物語の中のイメージが合っていてよかったです。
家の中やレーンの服装などに至るまで、細かく描かれているところが私は好きです。
きょうだいの年が離れて下の子が生まれて、お父さんやお母さんが下の子に手ばかり言ってしまう時期、上のお子さんにぜひ読んであげたい1冊です。
やっぱりリンドグレーンの描く子どもたちの世界は素敵です。