歴史に刻まれた悲惨な事実をもとに書かれた物語です。
本当にこのような事があったのだろうと想像できます。
「奴隷制度」なんて恐ろしい制度でしょう。
奴隷にされた人々を救った人々もたくさんいたのですね。
「地下鉄道」という、逃亡奴隷を自由な土地に逃がす秘密組織があったそうです。
逃亡の途中でかくまう人を「駅長」と言ったそうです。
15万人もの奴隷を助けたと書いてありました。
この物語は、「駅長」をしている一家の娘アマンダが主人公です。
アマンダの家に逃亡した奴隷の家族をかくまいます。
懸賞金目的に追っ手がやってきます。その時の緊張感は息を飲みます。
奴隷の家族にはアマンダと同じ年の女の子ハンナがいます。
アマンダは、自分が今までまったく知らなかった奴隷という存在にとてもショックを受けます。
今、日本でも大変な思いをしている子どもたちがいます。
アマンダのように、その辛さを想像してどうすれば助けになるか考えることが必要です。
そして、辛い思いをしている子どもたちには、希望を持って生きてほしいです。
手を差し伸べてくれる人はきっといると信じてほしいです。
ハンナがアマンダに送った手紙は短いけれど、ハンナの喜びが詰まっています。
心の豊かさこそ大事なのだと教えてくれます。