きたむらさとしさんの新作だったので、読んでみました。
読み聞かせを始めたごく初期に、当時イギリス在住だったきたむらさとしさんのエキゾチックな絵のテイストに、夢中になったものです。
そんなきたむらさんの久々の新作なのですが、神奈川県川崎市にお住まいとなっており、一寸びっくりしました。
今までの作品は、一寸年齢が上のものでしたが、この作品は、ファーストブックを卒業した位のお子さんが対象です。
ストーリーは、テーブル上のティーポットを中心とした小物の狭い世界を描いたものです。
それぞれのストーリーは短く、「ティーカップがやってくる」「なぞのえんばん」「そらとぶおぼん」「ソルトちゃん」の4話が収録されています。
何と言っても、ティーポットを初めとした、その擬人化したキャラクターが魅力的。
それもテーブルの上という身近な物を擬人化しているので、お子さんにとっても馴染み易い事、間違いありません。
また、ストーリーも短いながら、見所のある展開となっていて、充分楽しめる内容だと思います。
対象年齢は3才位からで、きたむらさんの新境地と言える作品として、オススメします。