小学校昼休みの読み聞かせで、場外大ホームランを打ったような感触の絵本です。
食後の読み聞かせなので、内容にはちょっと不安があったのですが、知っているこが多くみんなが前に集まってきたところで読み聞かせ開始。
お腹の痛いのは中に虫がいるからだって。和尚さんの言葉に従って、カエルをのみ、ヘビをのみ、キジ、猟師、オニと次々と呑み込んでしまうととさん。
始めての子どもは目が点、知っている子は次の展開がワクワク。
おしょうさんがまめをなげるときには、「オニは〜外」の大声援、(「福は〜内」のおまけ付き)。
最後に拍手をもらって、すっかり満足した私です。
この絵本、ととさん、かかさん、和尚さんのキャラクターが面白い。口調を使い分けるにしても、パターン化されているのでメリハリがつけやすい。
おもいきり苦しそうなととさん。
何があっても「おしょうさまにききなされ」ときっぱりしたかかさん。かかさんは、出てくるたびにいろいろな家事をしている働き者です。
和尚さんは、とてもひょうきんもの。ととさんにアドバイスするたびに滑稽なポーズ。(読み聞かせの後、子どもたちが集まって和尚さんのポーズをチェックしてくれました)
多少の気味悪さをがまんして、オニに食べられてしまった猟師には申し訳ないが、おもいきりはじける絵本です。
お父さんの読み聞かせに最高です。