「ちいさなかいじゅう」のおとうと。
そのおとうとを嫌がるおにいちゃんに、おとうとを追い出す色々な提案をするおかあさん。
「そんなんじゃダメダメ」と言いながらやっぱり一番おとうとの事を分かっていて、なんだかんだ言っても「かわいいおとうと」なんだな〜と、おにいちゃんがとってもかわいらしく思えました。
我が家の次男はまだ赤ちゃんなので、長男はまだよく分かっていないようでした。
でもいずれは長男も同じ境遇になるんだろうなぁと思いながら読みました。
「ちいさなかいじゅう」をなだめる方法はただ一つ。
抱きしめて子守唄を歌ってあげる事(=寝かせてしまう事)
そしてやっとお母さんを独り占めできた嬉しそうなおにいちゃんが、我が家の長男と重なり、私に「忘れちゃいけない顔だな」と思わせたのでした。
(文中にお母さんを取られたような表現はないんですけどね)
男の子兄弟をお持ちのお母さんに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。