娘の進級祝いで園より贈られ、初めて読みました。
恥ずかしながらシリーズ化していることも知らず、正直なところ期待をせずに読みましたが、とても素敵な絵本でした。
文体といいますか、言い回しといいますか、どことなく海外絵本の和訳のような雰囲気があり、読んでいて小気味良いリズムが感じられます。
「?だよ。」などの文末も程よい割合で登場し、可愛らしさが増していました。
(不思議なことに同シリーズの他の絵本では文章の良さをそこまで感じず、なぜこの最初の絵本だけ?と思いシリーズ読破している最中です)
子どもの反応もよかったです!
10匹のおばけたちがそれぞれ違う動きや表情をしている様子が楽しいと感じたようで、こちらがページをめくる手を止めて1匹1匹注目して見ていました。
ホットケーキを作る最中のそれぞれのいたずらや、掃除のシーンでコウモリを追い立てる表情の可愛らしさが最高です。
また、意図されているかはわかりませんが1番上のおばけがお医者さんを呼びに行くシーンは、文章と絵の両方で「マドレーヌといぬ」を思い出しました。
1人勝手に感動した次第です。