おやすみなさいの絵本を探していて出会いました。
男の子がよるくまと一緒によるくまのおかあさんをさがしにいきます。
この絵本はセリフがとてもかわいいのです。
「だいてみたら、かわいかった」
などはたまりません!
よるくまのおうちにいったときも、家の中におかあさんがみつからずに言ったセリフ。
「せまいいえだからね」
小さい子が大人の真似をしていっている姿が目に浮かんできます。
絵もとてもかわいいです。
よるくまの家の中にきのこが生えていたり、おかあさんがみつかったときのよるくまの泣き顔!
かわいすぎます。
文章も本当に簡単で、「・・とおかあさんはいいました。」などはなく(誰のセリフかは字体でわかります)子どもと話しているときと同じようなセリフ、リズムなので、とても親しみやすく入りやすいです。
この本が我が家のブームだったころの2歳前の息子に早く寝てほしいときにはよく、「あしたになったら、いっぱいあそぼうねえ。だから、きょうは、もうおやすみ」とよくいったのを思い出します。
全般に黒い色がたっぷり使われていますが、読んだあとにその黒さは全く残りません。
それどころかあったか〜いものが胸の中に残る一冊です。