チュウチュウ通り、最後に登場するのは10番地に住む、郵便屋さんのスタンプさん。今までのお話の中でも、足をお湯につけて、足の疲れを取っている姿を何度か見かけました。それくらい、いつもたくさん歩いて疲れ切っている郵便屋さんでした。
みんなに郵便を配っているのに、自分のところには1通も来ないと悲しい気持ちになりました。そこで、新聞の三行広告で、ペンフレンドと名乗り、お手紙をお願いしたのです。最初に届いたのは二通。でも、中身はつまらないものでした。それから日を追うごとに手紙の量は増え、とうとう大変なことになってしまったのです。
そんなスタンプを助けてくれたのは、チュウチュウ通りの仲間たち。なんて素敵なんでしょう。感動しました。心が温かくなりました。改めて、みんなの役割がよくわかりました。
このシリーズは、名言が出てきたり、悪者が登場したり、今の世相を反映したり、本当に子どもたちだけに読ませるのはもったいないくらいです。大人も一緒にチュウチュウ通りの仲間たちに会いに行きましょう。