話題
ちょうおもしろい

ちょうおもしろい(フレーベル館)

超おもしろい、腸の世界を探検しよう!

  • 笑える
  • 学べる
新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

まどのそとの そのまたむこう」 ムースさんの声

まどのそとの そのまたむこう 作・絵:モーリス・センダック
訳:わきあきこ
出版社:福音館書店
税込価格:\2,200
発行日:1983年4月20日
ISBN:9784834009118
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,443
みんなの声 総数 35
「まどのそとの そのまたむこう」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 啓示・象徴に満ちた絵本

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     絵本ナビでも話題になっているし、「絵本の力」(岩波書店)では河合隼雄氏や大江健三郎氏が絶賛しているし、注目の絵本ということで即手にしました。わたしも納得です。内容はとても啓示的、象徴的で深く読み込むには時間がかかるかもしれません。何か目に見えない力を持った絵本という印象です。
     海へおでかけした父、あずまやにたたずむ母(その表情)、後ろ向きになって窓枠を越えたアイダ、赤ちゃんの姿をしたゴブリンたち……。不思議なことがたくさん。それぞれ、それは何を意味するのでしょう。アイダはホルンを吹いて、無事さらわれた妹を取り返しますが、この意味は? (ヨーロッパではホルンを吹くことは何かが起きることを示すのだそうです。)河合氏は前述の書で、これは「喪の仕事」と書かれているのですが、わたしにはよくわかりません。
     娘はセンダックの写実的なイラストにものすごく魅せられています。とくに赤ちゃんの姿をしたゴブリンたち。一人一人の表情が実に生き生きとしています。(よって何度もリクエスト。)アイダが宙に浮いている場面は、さながら中世の宗教画のような感じもします。ひとつひとつ、ページに描かれている対象は何を示すのか、わたしは絵を読む充実感のようなものを味わっています。
     ただ、装丁が豪華版?ということで布。わたしは通常のイラストがそのままプリントされた紙の装丁の方が好きです。あの表紙の(カバーではない)イラストが絵本の魅力でもあると思っているので。

    投稿日:2003/07/18

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「まどのそとの そのまたむこう」のみんなの声を見る

「まどのそとの そのまたむこう」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

かいじゅうたちのいるところ / にじいろのさかな / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



フランスの大人気絵本チュピシリーズ日本語訳登場!

みんなの声(35人)

絵本の評価(4.25)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット