朝、目が覚めたら 頭が無くなっていた男が
自分の頭を探して歩く話。
すごく奇想天外だし “頭”にまつわる慣用句が巧く使われていて
邦訳がすばらしいなと思います。
逆に原書はどんなふうに表現されているのかも気になりますが。
読み進めるうちに「一体頭はどこに行ってしまったの?」とわくわくしながら気分が盛り上がって行くのに対して
後半の部分で男の頭の特徴をひたすら繰り返す部分がなんとなく間延びした感じがしたことと
最後のオチに「そうきちゃったのかー・・・・」っていうちょっと拍子抜けのような印象があります。
前半で盛り上がりすぎて期待しすぎたのかな。