ある日、主人公のぼくのクラスに、転校生がやってきました。
名前は、たかこ。
十二単を着て扇で顔を隠して平安時代の言葉を使うたかこは、他の子とは違う部分をたくさん持っています。
やがて、違いを認められない子どもたちから、からかわれるようになりました。
自分とは違うものを持つ人を受け入れられないのは、自分の領域を侵されることを怖れるからだと思います。
怖れるだけならまだいいけれど、その気持ちが高じて、その人を攻撃してしまったら大変なことです。
もっと自分に自信を持って怖れない度量を身に付けたら、誰のことも傷付けないですみますね。
そうありたいと思います。
とても素晴らしい絵本です。
多くの方々に読んでいただきたいです。