若草色のウィリーのジョウロは、目、鼻、眉毛、口があって可愛いと思いました。ウィリーの顔の表情が、浮かない顔、困った顔、悲しい顔、泣きたい顔、嬉しい顔と人間と全く変わらないのがこの作品の魅力の一つにしていると思いました。ジョウロの鼻の部分が壊れていて水漏れするので物置小屋にある他の道具たちに敬遠されて仲間外れにされてしまったウィリーが可哀そうでした。夏がきて何日も日照りが続いてウィリーの活躍で庭の木や草や花たちの命を守ったことで仲間達から歓迎されてどんなに嬉しかったことでしょう!やっぱり、仲間たちと一緒がどんなに嬉しかったか、ウィリーよかったねって思いました。中表紙の春の訪れの絵もよかったですが、最後に同じ景色の冬の雪景色もうっとりしていつまでも魅入ってしまいました。