父親って、案外小心なんです、子どもにね。
悪役とヒーローと、仕事と考えればどちらも◎です。
それを理解している父親ですら、
いざ子どもの前に立てば、何か言われるだろうことを
ビクビクと恐れるているものです。
たとえヒーロー側でバリバリ働いていてもです。
むしろこの絵本のいいところは
お風呂場での何気ない、親子の裸の姿ではないでしょうか。
くらしの中でウソなく、話し合えている雰囲気を感じます。
秘密はあってもいいと、私は思います。
子どもからすれば「何かいいよね」だとしても
父親からすれば「やはりちょっとね」ですね。
真ん中とって「フツー」ということにいたします。
作・絵の両作者に、感謝。