1年生〜5年生の知的障害のおともだちが、学校でいろんな不思議な行動をとる。その周りの子や先生がどうやったらみんなとうまくやって行けるかを具体的に考えて実行していく絵本。
第2章は知的障害のあらましを説明。漢字にはフリガナがふってあり、文字も大きめで読みやすい。
自分の生活の中で、子どもの頃は学校にあった特殊学級に通う子があって、みんなと違っていた。具体的にどこがどう違うかはわからないし、交流もないし、その子たちに近付いたらダメだという暗黙の了解みたいのを感じた。大人になるまで知的障害者に実際に接触することはなかった。
手話を学習するようになり、聴覚障害と別の障害を合わせて持つ「重複障害」の人に会う機会ができた。どのように接してよいかわからないので、今、絵本でだいたいのことを学んでいる。わかりやすいので助かる。ただ、教科書通りにはいかないと思うので、気長に取り組んでいきたいと思う。便利なシリーズなので全部読んで理解を深めたい。もっと人生の早い段階で、障害や病気などがある人の理解ができる機会が必要だと、最近特に思う。