このシリーズ、大好きです。
今まではおおかみさんが主役の話しか読んでいませんでしたが、
今回はきつねさんが主役。
にゅるにゅる長いへびさんがなんとなく苦手な、きつねさん。
でも、冬ごもりの前「また春に!」の声をかけられなかったことが
心にひっかかり、どうしても気になって…
冬ごもりが終わって、春が来てから
勇気を出して会いに行きます。
冬中ずっと思っていた分の、
「まってたよ!」「あえてうれしい!」気持ちを伝えるきつねさん。
へびさんは、どんなにうれしかったでしょう。
わたしたちの周りにも、きっといる
へびさんみたいな人。
どうしたら、みんなの輪に入れるのかわからない、
さびしいけど、傷つくのが怖くて輪に近づけない・・・
そんなへびさんを見て見ぬふりせず、
さりげなく声をかけられるような人に私もなりたい。
そして、まだ小さいけれど、この先小学校や中学校に
行く我が子にも、そんな優しさ、強さをもってほしいな・・・。
まだ娘には読んでいないけれど、
ぜひ一緒に読みたいと思う一冊に出会いました。
そして、今、学校などで
へびさんの存在を気にしつつも遠巻きに見ることしかできない、
そんな子どもたちがいるとしたら
ぜひ ぜひ 読んでほしいと思います。