お話はサクサクと進みます。
おばけのパコームが森の中にいくと、紀元前8千万年〜5千万年の恐竜のたまごが三つ並んであり、パコームは持っていた棍棒でぼっかんと割ってしまうのです。え!と驚どろきながらも読み進めると、出てきた恐竜たちと触れ合いながら、最後は湖でシーラカンスに乗って泳いだり・・・。
最後に、パコームがそれらのできごとを家(洞窟)の壁に絵を描きます。それが壁画として残っていたらおもしろいかもって興味をそそる終わり方。終わりよければすべてよし?!話のテンポはいいのですが、もっと深みがあってもいいなぁとも思いました。
寒いからといって渡されたトラの毛皮服も、寒さをしのぐというより、最後の壁画でそれらしく見せるためだったのかなぁとか、つい大人ツッコミ目線で読んでしまいました。