幼い頃、カブトムシ、クワガタを飼ったり、
カマキリの卵を家に持ち帰り、カマキリだらけに
なって親に怒られたり。。。と虫は身近な
存在でした。
大人になった今では公然と「虫は苦手」と言う始末。
当然娘も苦手になっていました。
それでも娘には自分の子供の頃の様に虫に接して欲しいと
勝手に願っていました。
そんな頃この絵本に会いました。
表紙の眠そうな目をしたセミ君に一目惚れ。
「セミくんいよいよこんやです」の「いよいよ」に
言いようもないわくわく感を覚えて図書館でまず借りました。
なんて可愛いんだろう。セミくんも、かぶとむしくんも
出てくる虫たちが可愛くて、優しさにあふれていました。
娘もセミくんが大好きに。まだまだおっかなびっくり
観察しているだけですが、虫の存在を認めるようになってます。
去年の夏、セミの幼虫くんを家に招待?して
感動的な羽化を見せて貰いました。
工藤ノリコさんと言う素敵な絵本作家さんにも
出会えた記念すべき作品です。