「すみれ島」で、感動し、この本も読んでみました。
この本も「すみれ島」同様、「戦争はしてはいけないよ」というメッセージが書かれています。
おどろおどろしい、惨劇を描いたのではなく、人間の内面を描いていて、家族に対する思い、ふるさとに対する思いが、伝わってきます。
兵隊たちが、笛の音を聞いて、そのまぶたの後ろに、広がる風景に何を思ったのでしょう・・・
戦争は、傷つくのは、下級の者たち・・・
私は、戦争に行ったじいちゃんがいました。
小さいころから、じいちゃんがお酒を飲むたびに戦争の話を聞かされました。その頃は、正直、少々うっとうしかったのですが、今になって、もっと聞いておけばよかった、と後悔しています。
そんなじいちゃんも、去年他界しました。戦争を体験した方は、確実に少なくなっています。
知らないうちに、防衛庁が防衛省になっていました。
憲法9条も議論されています。
かわいい子供たちが大人になっても、戦争のない時代であってほしいと願います。そして、子供にもしっかり、そのことが解ってほしいと思います。
小学生に読み聞かせをされている方に、是非、こういう本を読んでほしいです。
個人的には、「すみれ島」のほうがすきなのですが・・