とてもとても小さな手乗りゾウ(パズー)を飼うお話ですが、私にはこのパズーのしていることが、息子と重なってドキドキしました。
家の中で走り回っているパズー。うちの息子も他の子より動き回るような子なので、まさしくうちが描かれているような気さえしてしまいました。
外に出たがっていたパズーは、ドアがちょっと開いたすきに外に飛び出してしまいます。
外にはあらゆる危険がいっぱいですよね。
パズーも車にひかれそうになったり、スズメバチにさされてしまったり、結局ぐったり倒れて病院に行くことになります。
病院探しを必死にする『ぼく』とパズーの関係が私達親子像と重なり、なんだか気になる絵本となりました。