読後に独特の存在感を残す、シゲタサヤカさんの作品。
やはり、手に取ってしまいました。
表題から、何のことやねん?と突っ込みたくなります。
登場するのはチョウチョたち。
普通、かわいくきれいに描かれていると思いますが、
確かにチョウチョのお姿なんですが、なんとも宇宙人のような有様。
しかも、花の蜜を吸うことよりも、幼虫の頃のキャベツを食することを望みます。
かくして、八百屋のおじさんに特製ジュースを作ってもらい、
なんと念願達成!となります。
この特製ジュース、妙に説得力があります。
材料の秘密、お気づきですか?
や、オ、や、に、な、り、マ、ス!
これは応用できそうです。(やめとき!と突っ込んでおきましょう。)
ラストのオチもなかなかです。
キャベツを見たら、思い出しそうです。
キャベツは阪神淡路大震災の時に万能野菜(生でも煮ても焼いても蒸しても炒めてもOK)として
重宝されたことが思い出されます。
さりげなく、キャベツジュース、キャベツソフト、キャベツパン、キャベツコロッケ!?
キャベツ、恐るべし。