シリーズ3冊目 親子で楽しく読みました。
前2作よりも、話の善悪がはっきりしていて、こどもにもわかりやすいようでした。
かわらずの白抜きの目で、インパクト大ですが、読み聞かせなどでも、この絵はこどもたちの興味を引くのに十分な力を持っていると思います。
見開きページでぼうしがキレてしまう場面(「バチーン」)は、こどもが待ってましたとばかりにうれしそうに一緒に声を出します。正義の味方の変身シーンでもみるかのような感じです。
この他にも前作のキャラが隠れていたり、面白い仕掛けもあります。
10人のコックさんが描き分けられているのも、前作を知っている分、本に発見が生まれて楽しさが増します。
作者の方のHPを拝見しましたが、前2作制作過程の中で起こったハプニング?がきっかけで、レストランではたらく10人のコックさんの中から、この「センターに分け目のある」髪型のコックさんが、今回、怠け者?として、主人公に抜擢されたそうです。
シリーズ続くといいな。