「カブトくん」「ありんこリンコちゃん」に続く3作目。
昆虫好きの子には、たまらないタダサトシさんの絵本です。
今回の主役は、カマキリくん。
よく見かける昆虫だけど、鎌をあげて威嚇する姿や、あの鎌で昆虫をつかまえて食べる姿。
ちょっとこわい印象ですよね、カマキリって。
でも、そんな悪者的なカマキリも、昆虫の好きなこんちゃんには、大好きな友達。
が、こんちゃんは知らなかった。カマキリが生きた昆虫を食べてしまうことを...
小さな虫に目をとめ、友達として大切に思える気持ちっていうのは、子供にしかないものですよね。
うちも、去年、バッタとカマキリと一緒に飼って、バッタが食べられてしまったこと、思い出しました。
子供は、こんちゃんと同じように「お母さん、たいへん!」と血相かえていました。
昆虫や生き物を飼うってことは、生きてるものへのいつくしみや、かわいい、かわいそう、楽しい、子供のいろんな気持ちを育てていくのかな。