北海道を舞台にした、冬の訪れのドラマがシンフォニックに描かれています。
枯れ葉が舞い散る中で「枯れ葉の少女」が「冬の馬」が来るのを待っています。
冬の子馬がやってきて、成長していきます。
「冬の馬」に乗って大空を駆け回る「枯れ葉の少女」。
なんとも象徴的ですが、大自然の中からいろいろな生き物が現われ、冬をイメージさせる様々な現象が起こります。
この物語は間違いなく交響楽だと思います。
それぞれの絵に込められた楽器が奏でるメロディ。
重厚でダイナミックで男性的な、フルオーケストラの交響曲。
やがて少女は眠りにつき、雪に埋もれます。
手島さんは、この物語にどのような曲を吹き込んだのでしょう。