『くよくよ』と呼ばれる、臆病で弱虫な男の子が主人公。
ある日、『くよくよ』が、『おばけのかんづめ』と書かれた不思議なかんづめを拾い、開けてみたところ・・・・
中からは、かわいいおばけの『ぽぽ』が登場。ぽぽは、修行のため、かんづめに入れられて、おばけの学校を放り出されてきたおばけで、『人間の悲鳴を7つ集めると、おばけの学校に帰れる』というのだけど・・・
『くよくよ』とぽぽ、2人で人をおどかして悲鳴をあげさせようとしても、なかなかうまくいかず・・・
それならば、臆病な自分をおどかせばいいのだと気付いた『くよくよ』の提案で、くよくよをおどかそうとするのだけれど・・・
でも、『くよくよ』は、いつもあんなにこわいと思っていた高いところも、犬も、不安定な鉄棒の上も、実は、案外、平気なのだとわかるわけ。
自信をつけた『くよくよ』が、勇気を出して、木にのぼり、木にひっかかっていた女の子の風船を取ってきてあげるのだけれど、「ありがとう」と女の子が風船を抱きしめた途端、風船が割れて、みんながびっくり悲鳴をあげる。
その悲鳴で7つの悲鳴を集めたぽぽは、無事、おばけの学校に帰っていくというお話。
めでたし、めでたし、と思いきや、『悲鳴は自分の力で集めないとだめなんだよ』という理由で、再び、かんづめに入れられて、放り出されてしまうんだな、これが(^^ゞ
「おばけ」と言っても、おっちょこちょいで、ぜんぜんこわくもなくて・・・なんだか、親近感が持てるおばけ。
うちの子供たちも、大好きです。