ある なつの ひるさがり。
まっかに うれた トマトさんが
トマトのきから どった、と おちた。
あつーい、あつい太陽に照りつけられながら
ミニトマト達が小川で遊ぶ音を聞いているトマトさん
通りがかったトカゲ達(カラフルで素敵!)に
「トマトさんも およいだら」と誘われるけれど、
つい強がりを言ってしまうトマトさん
でも。。本当はトマトさんも泳ぎたくて
でも。。体が重たくて。。
以前から気になっていた絵本です。
表紙のインパクトもすごいですが、
表紙をめくると1頁目から文章に引き込まれます。
いきなりトマトさんが どった、と落ちるところから始まるのですが
“どった、”とはなんてしっくりくる表現なのでしょうか!
よく熟れたトマトの重量感がしっかり伝わります
色合いもとても素敵で、絵を見ているだけでもうっとりします。
トマトさんの豊かな表情の変化も素晴らしいです
トマトさんが小川に落ちるところの、表情と言ったら
なんて気持ちよさそうなんでしょう
2歳の息子は、トマトさんが泣いてしまうシーンで
『だいじょうぶだよ、トマトさん、○○(息子の名前)だいすきだよ』
と言って、ぎゅーっと絵本を抱きしめていました
そして、ラストの川原でのお昼寝シーンを
本当に安心したように何度も何度も繰り返し見ています。
新しい絵本を買うと、暫く遠巻きにしていて
1,2週間経つと読むようになる息子ですが
この本は届いたその日から何度も何度も読んでと持ってきます。
今朝も、寝起きの言葉が『トマトさん、みる』でしたよ。
今度川に行く時は、トマトさんも連れて行ってあげましょうか