震災で、たくさんのかたが大切な人を失いました。
震災直後は、連日連夜震災のニュースが流れていましたが、今ではほとんどなく、津波の被害より原発の被害にばかり目がいってしまいます(原発は現在進行形なので、しかたのないことなのですが…)
テレビに津波の映像や、大切な人を津波で失ったかたが出ることが少なくなったと同時に、津波は急速に私たちの頭の中から風化していってしまっています。とても悲しいことです。
家族を失った悲しみをみんなで共感し、こんな悲しいことがもう二度と起こらないようにしなければいけません。
私は瀬戸内海に面した場所に住んでいます。瀬戸内海は穏やかな海だから、津波の心配はないだろう…最近は、そんな言葉も聞かれるようになりました。
でも、震災でつらい思いをされた方々がいるのに、そんな適当なことを言ってはいけないと思います。
少しずつ記憶が薄らいできている地震と津波の恐怖を、風化させてはいけないと思いました。
いろいろと考えさせられる絵本でした。