6歳の娘と読みました。
かおりが学校から帰るとお父さんがラジオを聴いています。そこで「あれ?お父さんお仕事じゃないのかな?」と思い、ページをめくるとお父さんは事故で目が見えなくなってしまったことが分かります。
娘はここでまず「どうして目が見えなくなったの?」「あたまをうつと見えなくなるの?」と心配そうにしていました。でも目が見える人よりも優れた嗅覚でかおりとのおしゃべりも弾み、「はりちりょう」のお仕事を家でしていること、目が見えなくても人の役に立つ仕事ができることに驚いた様子でした。
障がいのある人のことを娘はまだよく知りません。でもこの絵本に流れる穏やかな空気のように、誰に対しても平等な優しい目線で物事を考えられる子になってくれたらいいなと思いました。