ぼうしのおうち、という題名、表紙のかわいらしい絵。もう、すごくメルヘンなお話なんだろうと、微笑みながら読み始めました(笑)。
7ページ目ぐらいまでは、そんな感じでした。
8ページ目から、なにやら不穏な空気が・・・
え〜〜?
あ、そう。
これも、メルヘン。
16ページ目には「というわけで、このおはなしはめでたしめでたし」とありますから。
現実にいろいろな事件があり、ついついそこに引き寄せて読んでしまうと、身も蓋もないんですが、それは大人の哀しさですね。
知りすぎた世の中の広さで計らず、視野をひゅーっと狭めて、「お話の世界」で楽しみたい作品です。