「チリ」と「チリリ」がチリチリリ…と自転車に乗って
海を旅するお話。
海にポッチャーンと落ちた瞬間、私は思わずヒヤッとしたのですが
海の中を自転車で旅してしまう…というお話だったのですね。
あ〜、びっくりした。
色鉛筆で描いたような美しく不思議なタッチの絵と
非現実的で神秘的な世界を心地よく楽しめます♪
主人公2人の名前も「チリ」と「チリリ」。
自転車の音もチリチリリ、貝のペンダントの揺れる音もチリチリリ。。
きれいに計算された言葉や話の展開に、
夢中になって読み進めてしまいました。
会話文がないことで読み手の空想にゆだねられる部分が多く、
そのおかげで非現実的なストーリー展開を
スッと受け入れられたように思いました。