オールズバーグが今度はどんな不思議なお話を見せてくれるのだろう、と
娘よりも私がワクワクして読み始めました。
最初の絵をみて、ちょっと肩すかし。普通にホウキに乗った魔女じゃない。
が、次のページを見て、一転。
落ちてくる絵!最高にドキドキしました。
魔女の顔は描かないのかしら、と思ったらちゃんと描いてました。
しかもとってもミステリアスに。魔性もかいま見える、ぞくぞくする絵。
一方ホウキはというと、どちらかというとユーモラス。
斧を持つ曲線も、ピアノを弾くときに一回椅子に座る形に曲がっているところも。
犬が振り飛ばされる場面では、犬には悪いと思いながらも娘と大笑い。
こうきて、こうだよとホウキを模して手を振っては、またまた大笑い。
絵だけではなく、ストーリーも、思いもしない形でハッピーエンド。
うまい!と唸らずにはいられない、素晴らしい絵本でした。