お話はとっても素敵でした。
ちょっと不思議なのは、このくらい文字数があるなら「絵本」としての媒体で出版するより、もう少しページ数を増やして「児童書(児童童話)」として出す方が、
内容的に自然な気がするのですが、あえて「絵本」で出版されているのには、何かわけがあるのでしょうか?
小学校の低学年くらいから中学年くらいのお子さんたちにお薦めしたいです。
時計の“チビノリ”と主人公の少年“よしのり”との友情が、優しく描かれていて読んでいてとても気持ちがいいです。
山岡さんの絵の表現方法にはソフトな立体感を感じます。これは絵を切り貼りして仕上げていらっしゃるのでしょうか?
どのページも見応えがありますが、私は“よしのり”が時計屋さんに言ったシーンが一番好きです。
たくさんのいろんな時計が可愛くてとっても素敵!真ん中にある大きな花時計も捨てがたいのですが、うちの子どもたちは動物好きなので、もしこの時計屋さんで時計を買うとしたら、我が家は絶対にリス時計を買うと思います。