初めての目覚まし時計に、自分で起きる!と張り切る男の子。
ところが、時間になってもベルは鳴らないし、針は12時を指したままだし…。
おまけに『…ギギィ…ギギギギッ…』だの、『すぅーすぅーすぅー』だの、変な音が…??
実はこの時計、午前0時から昼の12時までずっと寝ているという、なんとも規則正しくて、役に立たない目覚まし時計だったのです(笑)
役には立たないけど、話ができるし、なんだか可愛い時計です。すっかり愛着が沸いた男の子は、この目覚まし時計の為に、一生懸命手を尽くします。
そして、この本のタイトルの『おやすみ時計』。これこそ、男の子の時計への愛情あふれる素敵なアイディアでした!
自分の持ち物に愛着を持とう、大切にして活用してあげよう。
以前読んだ、山岡さんの『えんぴつはかせ』の時も、同じことを感じました。
どちらの本も、少し長めですが、すごくいいお話です。
ぜひ、読んでみて下さい!