目覚まし時計ならぬおやすみ時計?
なるほど、読み進めていけばわかります。
目覚まし時計として買ってきたのに、寝てしまうというこの時計。
壊れている訳ではありません。
その理由として・・・時計がしゃべります。
この発想が面白い。
主人公の男の子と、「チビノリ」と名づけられた時計とのやりとりが微笑ましい。
目覚まし時計としては失格だけれど、
おやすみ時計として活躍しています。
欠点を生かすというところが、このえほんの良いところでしょう。
男の子の優しさが素敵です。
山岡ひかるさんの細かく丁寧な貼り絵の画法が素敵な絵童話。
今回も、親子共々楽しめました。