グルルが何日もかけて作った自慢のいす。
そこへやってきたくまのクンタが試しに座ると・・・なんといすが壊れてしまったのです。クンタは慌てて直して、去っていきましたが、次にやってきて座ったシカのカリンコが座ったときも壊れはしなかったけど角が引っ掛かって、あわや大惨事?
大事ないすを守りたい一心で、グルルは、もう誰も座らせないと決めました。
大事で、大事で、使いたくない、使わせたくないという気持ちは
グルルだけでなく、誰にでもあるものですよね。
でも、それは物にとって幸せなことなのか?大事に飾っておくことで、物の価値はあるのか?そんなことを子供にも分かりやすく、気づかせてくれるのがこの絵本です(^^)
いもとさんの描く動物の絵も、相変わらず愛らしくてほのぼのしていて、優しい気持ちになれます。
子供たちも保育園でもよく読んでもらっているそうです。おすすめですよ。