これは僕にとって、小さい頃父にせがんで何度も読んでもらった懐かしいお話です。確かトルストイの『子ども・・・』という(童話!?)全集に収められていたと思います。父が読んでくれたのは、絵本ではなく文字だけの童話だったと思いますが、主人公の女の子がいつ熊に見つかってしまうのか、3匹の熊のセリフの繰り返し、ミシュートカ(だったかな?子供熊)の物が1番ひどい被害にあっている所、そして最後に熊たちに見つかって女の子が逃げる所。何度話してもらっても、とてもドキドキして楽しかった!
なにか挿絵くらいは付いていたのかなぁ?ストーリーだけでなく映像が、お話の内容が映像として残っている、そんなお話を絵本として見つけて、懐かしさに思わず買ってしまいました。自分に子供が出来たら絵本で読んであげようか、それともお話だけで・・・かなり気が早いのですが、今からそんな事を考えています(^^;
絵本としての記憶ではないはずなのに、映像として記憶が残っている、不思議ですよね。そんなお話を絵本で発見して、とても嬉しかったなぁ。 新見南吉の「ごんぎつね」とともに、自分にとってまさに『宝物』のようなお話です。
5つ星にしなかったのは、自分の記憶・父に読んでもらったのが絵本ではなかった為。その思い出を5つ星にしたら、☆を1つ減らさざるを得ませんでした。