子供たちと一緒に読み始め、すべて読み終わるまでたっぷり1時間、
こんなにみんなで盛り上がった本は久しぶり!
次から次にあらわれる算数の問題たち。
うちの子はまだ掛け算も割り算も知りませんが、ピザをわけたりクラスの座席を並べ替えたりといった問題でも、絵本のイラストを見たり、自分で紙に書いてみたり、足し算を繰り返したり、でなんとか解けちゃいます。
むしろこの本を読んで、自然に掛け算と割り算の意味が分かったみたいです。
中にはひっかけ問題や数列、国語やひらめきの問題もあったりして本当に面白い。
まだ小さな下の子も、隣で「指は10本あるんだ〜!!」なんて一緒に盛り上がってました。
さらにこの絵本のすごいところは、算数の問題をぜ〜んぶ飛ばしたとしても、ストーリーだけでも楽しめるところ。ラストの算数の悪夢、呪いからの解放、まさかのオチ、と大人も子供もドキドキしちゃいます。
この本を読むと算数への興味が自然にわきそう。
でもそれを「算数楽しいよ〜」という切り口ではなく、あえてマイナスの「呪い」という切り口で見せてくれるセンスがたまりませんでした。