長谷川集平さんの『とんぼとりの日々』のリメーク版。
今は両方とも絶版になっていますが、
『とんぼとりの日々』はブッキングから復刊されているので
そちらの方が入手しやすいかもしれません。
50代の作者の少年時代の光景でしょうか、
空き地、とんぼとり、筑豊炭田などを背景に、
素朴な少年達の姿が印象的です。
ストーリーはとんぼ捕りに出かけた少年二人に転校生がついてきて、
九州弁であっという間にとんぼを捕まえてしまうのです。
ところが・・・。
淡々とした日常の1コマが描かれますが、
とんぼへの想い、生き物とのふれあいなどがとても印象的です。
我が家の少年達はちょっと絶句してしまいましたが、
作品のメッセージは届いたのでは、と思います。