せなけいこさんのオバケ絵本が好きな子は多いです。
この絵本も例に洩れず表紙にオバケが登場していることから
これ読んで、と子どもからリクエストされます。
せなさんのオバケは何とも言えない怖さがあるのですが
この絵本のオバケはちょっと違いますね。
怖がらせようと必死になっているオバケ、
さぁ、ようやく怖がらせられるぞ!という段になっての
まさかのオチ。
人生?ってそんな時もあるよねぇ、と
頑張っても報われないこともあるのだという
人生の厳しさをそこはかとなく感じさせられます。
そして、うさぎとしては
知らぬが仏というやつで、
人と人との関わりって
こんな感じでなんとなくまわっていってるんだろうなぁ
なんて思ったりもするのです。