季節は、もうすぐ冬。そろそろ雪のお話でもしてみようかな?と思っていた矢先、この絵本に出会いました。
表紙を見ていた段階では、お話の内容想像も付きませんでした。
大昔の冬は、交通の便も悪く、暖房器具もなく、今より何もかも不便だったので、冬を越すことがどんなに大変なことか年長息子に知ってもらうのに、とても良い作品でした。
家族の為に、出稼ぎに行き、また帰ってくる。
電車に乗り遅れ、何十キロも歩かなくてはならなくなったとき、死んでいる?と思ったきつねに出会います。
そのお陰で、おじいさんは、気力を持って家まで帰れました。でも、動物たちも凍えて死んでしまったかに見えてしまう冬を男の人たちは、家族を守る為に生き抜いていたんですね。じ〜んと来てしまいました。
読み聞かせが終わったあと、素晴らしい作品に出会えて良かったなと暫く、余韻に浸ってしまいました。