音楽好きのコツブ先生はハムスターで「ムジカの森」に診療所を開きます。
「ムジカ」とは、音楽を意味する言葉だと森の住人のふくろうが説明します。
最初は敬遠されていたコツブ先生がふくろうの問題を解決したことで評判を呼ぶことになりました。
ある日アゲハチョウがやってきた、その理由は「音楽をやりたい」というのです。
コツブ先生は音を出す工夫をしてアゲハ、テントウムシ、ヤンマ、ゾウムシ、カマキリで音楽隊を結成し、
音楽会に参加することになるのですが・・・
もともと鳴かない虫たちをコツブ先生が様々な工夫をするところは、読みながら楽しく想像できます。
ラストはハラハラドキドキしますが、音楽を通してあきらめない心を教えてくれる内容になってます。
小学校中学年くらいからお勧めです。