低学年向けの児童書(?)です。字は大きめで行と行のスペースが広く、漢字には振り仮名が振ってあるので、読みやすいです。
サーカスで曲芸を披露しているライオン、サイ、ヘビの三匹は、団長から、その動物の特性をまるで生かしていない曲芸のパートを強要され、ある日こっそり抜け出します……。
少々へたれな動物たちがバタバタと焦るとが面白いです。
動物たちと出会い、彼らを助けるきのこちゃんは決断力も行動力もあって、すごく頼りになります。
佐々木マキさんの絵本はいくつか読みましたが、この手の児童書の方が作り方が面白いなぁと、私は思いました。
ページ数も少なめで、ストーリーは単純明解で起伏がもあるし、
楽しく読めると思います。