兄弟は、上か下か真ん中かで、親からの愛情を巡っていろいろと葛藤がありますね。親は平等に愛してるつもりなんですが…うちの5歳の息子と3歳の娘の場合もそうでした。
上の子は、兄弟ができると、本当に自分は愛されてるのかと不安に思うようです。うちの息子は下ができても激しい赤ちゃん返りをすることなく今まで育ってきたけれど、だんだん生意気になってくる妹の存在に、最近はちょっぴり脅威を感じていたよう。初めてこの絵本を一緒に読んだときに…なんだかほっとしたような表情をみせて、「ぼく、なんだか泣けちゃうんだ」ってぽつりと言いました。きっと頑張っていたのかな…
一方で妹は、いつもお兄ちゃんに負けまいと背伸びしていたみたいで、『おとこのこでもおんなのこでも関係ない』の一文に満足げでした。
パパとママは、みんなおなじに愛してるんだよ… この絵本のストレートなメッセージが、兄弟間で親の愛情を確かめ合うのに必死な子供たちにダイレクトに響いたようです。どちらかが一番なんてありえないのに…