春休み、4月から高校生になるお姉ちゃんと、小学1年生に
なる”ぼく”が、上越新幹線に乗って新潟から東京まで旅する
ストーリーです。
雪景色の中を走る上越新幹線、車内の様子、車内から見える、
窓外の景色などがきちんと描かれているので、読みながら
まるで本当に一緒に新幹線に乗っているような気持ちになります。
群馬付近のトンネルの描写なんかもよく特徴を捉えて表現されていて、
本当にこんな感じなんだろうなと思いながら読み進めていきました。
お姉ちゃんとぼくの会話や、東京のおばさんに会いに行くという
設定はありますが、やっぱり上越新幹線が主役っていう感じですね。
新幹線の実況中継みたいな感じで、なかなか面白かったです。
新幹線に乗ったことの無い息子にも、絵を見ながらこんな感じなんだよ
と教えながら読みました。