小学校高学年対象の読み聞かせに持って行きました。
5年生が10人弱ほど集まってくれました。
クリスマス前だったので「クリスマス特集」と銘うち
たくさんのクリスマス絵本の中から選んだ一冊。
この5年生は、2年生のときに学習発表会で
佐野洋子さんの作品「おじさんのかさ」を
音楽劇で発表した学年。クリスマス絵本の中で
佐野洋子さんの作品を見つけたときに、これだ!と
思って選びました。
折りしも佐野洋子さんが亡くなられて間もなく…
私にはおばあさんと佐野洋子さんが重なって見えました。
子ども達に、まずは、佐野洋子さんのほかの作品を紹介。
「100万回生きたねこ」は知っている子どもが多かったです。
「おじさんのかさ」を言ったら、
「そうや、2年のときに学習発表会でやったな」という声があがり
親近感をもってもらって、
「佐野洋子さんは最近亡くなられました。」
(みんな知りませんでした)と紹介してから、始めました。
失敗だったな、と思ったのは、今日の読み聞かせの
一番初めにこの本を持ってきてしまったこと。
ゆっくり味わってほしかったのに
始まったばかりで、出入りが多く、
後から来た人が、初めからいる人に
内容を教えてもらったりして、ざわざわしてしまったため
この世界にみんなを誘い込めなかったなぁ…と…。
子ども達にわざわざ言いませんでしたが
私と同じ思いを持ってくれた子はいたら嬉しいなぁ。
残念ながら、そういう声はあがらなかったけど…。
佐野洋子さん、今年のクリスマスはサンタになって
子ども達にプレゼントを届けてるかもね…って。