私の大好きな「仁科幸子ワールド」全開!!のお話。
5つの短編が集まった本で、どのお話も、読み終えた後に自然と顔がほころんでしまいます☆
ハリネズミと、ちいさなおとなりさん(ヤマネ)のやり取りがとっても素直で心地よく、まるで森の中を覗いているような感覚になります。
5つのお話の中で、私が一番お気に入りなのは「ゆきのひかり」というお話し。
いつもなら目覚めることのない、森一面が雪に埋もれている真冬のある日、ヤマネは目を覚まします。そして、生れて初めて真っ白い雪の世界を目にしたのです!!その光り輝く白銀の世界(雪の白さ)に驚き
「ぼくの目に何かがとびこんじゃったんだよ」と、ハリネズミの元へ助けを求めに行きました。
なんて可愛いんでしょう!!!
ぎゅーっと抱きしめてあげたくなりました☆
きっと、子供を持つ親となった今だからこそ、こういう感覚を受けるのかな!?子供が読んだらどんな風に感じるのかなぁ?・・・等々、色々な思いを巡らせながら、今回も仁科幸子さんの本から、忘れてはいけない・無くしてはいけない「大切なモノ」を受け取った気がします。