絵は、やさしい風合いの布やビーズで描かれています。
ライオンと子ウサギの間にある決定的な違いも、親子愛が埋めて心をつないでいるようです。
生きていく中で、時々体感する「食べる」という行為の切なさ、けれど「愛情とともに生きている」というあたたかさを感じました。
切なさと温もりが共存してる本でした。
こっそりと食事に行くライオンの悲しみ。
それを知って、最初は受け入れ難く家を飛び出してしまうけれど、
自分を食べてでも生きてほしいとライオンに言う子ウサギ。
食べる事、生きる事はキレイ事ではなく、理想をつきつめてしまえば私たちは皆、生きられません。だから私たちは「生きるために仕方ないじゃん!」と考えます。
けれど、美味しさをほおばった後には、こういうお話をどこかで覚えていて感謝してごちそうさまを言いいたいなと思いました。
ところで、蛇足ですがパイナップルって3年に1度しか収穫できないらしいです。私たちは生き物の「生きてきた時間」も食べているんだなぁと思いました。