どろんこハリーでおなじみの名コンビ!
大好きなハリーシリーズや生き物が登場するものとはちょっと
違った趣向で、詩のような叙情的な絵本です。
この本もやはり他の本と同じ様に、タイトル画のページから
物語りは始まっています。
ページ毎季節はバラバラなので「ある日の一日」では無いのですが、
全体として捕らえると午前から夕方・夜へと時間が流れ
再び朝を迎えるという一日の流れで、自然と寄り添った
ゆったりとした流れの一日を見るようです。
その時間の流れの中で、それぞれの季節にそれぞれの
【ふってくるもの】【おちてくるもの】が易しい文章と
優しい絵で描かれています。
後半の『かげがおりてくる』や『とばりがおりる』などの訳しは
最近使われ難くなってきた、本当に美しい日本語で
絵本を通してこんな風に美しい日本語に触れる事が出来るなんて
とても素敵だと思います。
ふってくるもの、おちてくるものをどんな風に感じ
どんな風に受け止めるか、小さな子にも楽しめますし、
少し大きくなった子には、言葉の美しさや自然の美しさ恩恵なども
感じられる絵本ではないでしょうか。
大人にとっても癒される素敵な絵本です。