小さいお子さんをお持ちのお母さんたちは、本屋さんに行くのもままならない毎日かもしれませんが・・・。
今度本屋さんに行ったら、ぜひこの絵本をさがしてみてください。
私とこの絵本との出会いも、偶然から始まりました。ネットで検索して、いつか読んでみたいと思っていた本だったのですが、本屋さんで見つけて手にとった瞬間、「買う!」と決心。
微妙な色の使い方、繊細なタッチ、詩のような文章。私自身、体の中の何か硬いものが、ゆるゆるとほぐれていくような、癒しを感じました。
家に帰って子供たちに読んでみると、4歳の女の子は気に入ってくれたようですが、男の子たちはなんだかぼーっと見ているだけ。内容が深いので、言葉とか態度ではなかなか反応が表せないのかもしれませんね。
私は4月ごろの、桜の花びらがはらはらと散り落ちる時期が大好きです。それと、秋、黄色いイチョウの葉がくるくるとまわりながら、水色の空を背景に落ちてくる様子も。
雨も降り方によって、表情は様々。外遊びができない雨の日は、4歳の双子たちと窓から外を眺め、雨によって世界がどんなふうに変わるか、楽しみながら観察しています。
子供たちとともに、すてきな自然の世界を体験できる、奥の深い絵本だと思います。毎日の生活にちょっと疲れてしまっている、パパやママたちにも、ぜひ一度、読んでほしいですね。