普段季節の違う本はあまり読まないのですが、この本は、ナビのレビューに惹かれて読んでみました。
冬のお話ですが、なんだかとても、あったかいお話でした。
主人公のひろこさんは、とっても前向きな女の子。
読まれている様子もないのに、森のみんなに次々とお手紙を書いては、もみの木に吊るします。
最後には、もみの木が手紙で飾られてるくらい、たくさんの手紙が吊るされます。
でもね、こんなあったかくて前向きな気持ちは、絶対に無駄にならないんですよね。
こんなに可愛らしいお手紙、誰だって読んでみたくなるに決まってますものね。
森のみんなもそうだったのでしょう。最後には、春の訪れと共に、とても嬉しい出来事が・・。
誰かに手紙を書いてみたくなるような、ポッと心にあかりが灯るような、温かいお話です。