息子が図書館で棚から選んできたのですが、まだ早いと思って私一人で読みました。
主人公ブルーノの大好きなおじいちゃんが死んでしまった話です。死んだらどこにいくのか、死ぬとはどういうことなのか、という子供らしい疑問に(大人でも疑問に思いますが)、逃げずに対応しようとしていると感じました。
ただ、ドイツの絵本なので、棺桶に入ったおじいちゃんがそのままお墓の穴に埋められるなど、日本とは風習が異なります。当然、死生観も異なります。また、ドイツの大人たちの子供に対する対応も日本のそれとは違う気がします。なので、ドイツの子供がこれを読んで感じることを、日本の子供が同じように理解し、感じることができるかは疑問だと思いました。
その国の文化や宗教に強く結びつくようなテーマは、もちろん違う文化を知るためには必要なことではありますが、むやみに何でもかんでも翻訳しないでも良いのではないかと感じています(クリスマス絵本などもそうですが・・・)。